おすすめ初心者向け88鍵盤キーボードピアノと選び方

ピアノを始めたいと思っても、アップライトピアノやグランドピアノは高価で、部屋の広さや搬入の問題から簡単には購入できませんよね。「とりあえず続くかわからないけれど、音楽に挑戦してみたい」という方や、「気軽にキーボードで楽しみたい」という方も多いと思います。そこで役立つのが電子キーボード・電子ピアノです。本記事では、初心者の方がキーボードを選ぶときに注目すべきポイントや、実際におすすめできるモデルを紹介していきます。

キーボードピアノの選ぶ際のポイント

1.鍵盤数の主な種類と特徴も考えて選ぶ

販売されているキーボードには、鍵盤の数にいくつかのバリエーションがあります。一般的なピアノは 88鍵盤が標準で、クラシックからポップスまで幅広い曲をカバーできます。「クラシックをしっかり弾きたい」「本格的に練習したい」と考えている方には、迷わず 88鍵盤を選ぶのがおすすめです。鍵盤の数が少ないモデル（61鍵や76鍵など）は軽量で持ち運びには便利ですが、実際に練習を続けていくと「この曲は鍵盤が足りない」と感じることも少なくありません。最初から88鍵盤を選んでおけば、将来的に曲の幅が広がっても買い替える必要がなく、長く使い続けられるという大きなメリットがあります。

鍵盤数	特徴・用途	メリット	デメリット
88鍵	アコースティックピアノと同じ	ピアノ曲をフルに演奏できる / クラシック・本格的な練習向け	大きくて重い / 置き場所が必要
76鍵	ピアノより少し短い / ポップスやバンド用に多い	広い音域をカバー / 88鍵より軽量	クラシックの一部曲では足りない
73鍵	エレピやオルガン系で多い	コンパクトで運搬しやすい	鍵盤の端を使う曲には不足
61鍵	初心者・ポップス用に最も普及	軽量・持ち運びやすい / 値段が安め	高音・低音が制限される
49鍵	小型MIDIキーボードや入門用	机上で使える / 非常に軽量	本格的な演奏には狭い
37鍵以下	ミニ鍵盤・教育用玩具・シンセ用	持ち運び最強 / 子ども向けに最適	音域がかなり狭い

鍵盤数ごとの特徴・メリット・デメリットの比較表

2.最大同時発音数も考えて選ぶ

「最大同時発音数」とは、同時に出せる音の数のこと。和音やペダルを多用する曲では、この数が少ないと一部の音が鳴らなくなってしまいます。最近のモデルは 64〜128音程度が主流で、上位機種になると 192〜256音に対応しているものもあります。クラシック曲や複雑な演奏をしたい方は、できるだけ発音数が多いモデルを選ぶと安心です。